合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

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著者柚月裕子
発行日2017-02-15
出版社講談社
不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子は、IQ140 の貴山をアシスタントに、探偵エージェントを運営。「未来が見える」という人物に経営判断を委ねる二代目社長、賭け将棋で必勝を期すヤクザ……。明晰な頭脳と美貌を武器に、怪人物がらみの「あり得ない」依頼を解決に導くのだが――。美貌の元弁護士が、知略をめぐらす鮮烈ミステリー!

本の虫(40代・男性)

弁護士資格をはく奪された美人で出来る女主人公と彼女を慕うキレ者の助手が探偵として依頼を解決していく物語。主人公二人のキャラクターが立っていてやりとりも面白い。軽いタッチで描かれ読みやすく、トリックも複雑すぎずサラッと読めるので柚月裕子作品が初めてという人にも読みやすい一冊としておすすめです。

kazuyoshi(30代・男性)

美しく、聡明な女主人公と、その助手で頭の切れる男のコンビが活躍する物語です。元弁護士の女性がどうして法曹界から消されてしまったのかという全体の謎はありますが、短編を気軽に読んでいくことができます。
各章のタイトルは「○○はありえない」となっています。なんだか数学的、理知的な気もしますが、感覚的にも読める内容です。個人的には賭け将棋と野球賭博の話が好きです。助手が有能さを発揮してくれます。

LP
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