検事の信義
著者 | 柚月裕子 |
発行日 | 2019-04-20 |
出版社 | 角川文庫 |
サラダ油(30代・男性)
佐方検事のゆるぎない信義で罪が裁かれる様はとても緊張感溢れかっこよさにも溢れています。そして認知症の母親を殺害した男の話は特に悲しさでいっぱいになり涙なしで読むことはできませんでした。善人の強さと弱さにも感動いたしました。
絵理子(40代・女性)
正義とは悪とはなんなのかという、そんな当たり前のことを改めて考えさせてくれる作品です。佐方が時おり呟く事実と真実は違うという言葉の意味は、最初はわかりませんでした。ですが、加害者の内面を知っていくうちに、その言葉の重みを知りました。
佐方は、決して自分の信念を曲げません。だからこそ、時には苦渋の決断をすることも必要なのだということが伝わってきます。
金鵄(30代・男性)
弁護士・検察官モノがもともと好きで、そのジャンルに精通している知人から勧められたのがきっかけで読み始めました。
佐方貞人という人物が持つ魅力は我々が心の奥底で持っている大切にしたい信念と合致し、それを恐れずに発揮し続ける佐方に尊敬と一種の羨ましさを持ちながらも惹かれていく自分になぜか心地よくなってしまいます。
正義という難題に深く潜って辿り着こうとする過程はミステリー小説以上の緊張感と醍醐味に溢れていて、読み始めるとページを捲る手が止まりません。
ともこ(30代・女性)
検事主体の作品の面白さとして、謎解きの面白さと、登場人物の心理描写の面白さに感激できました。大事なものを守ると言う信念の元で活動する信念が伝わってくるものでありましたので、それを十分に作品として実感することができました。
2019-04-20
角川文庫
佐方貞人
2019-09-21
角川文庫
2018-10-10
幻冬舎文庫
2018-08-24
角川文庫
佐方貞人
2017-04-12
祥伝社文庫
2018-03-07
徳間書店
2019-06-14
角川文庫
2020-09-24
中公文庫
2017-02-15
講談社
2019-11-07
文春文庫
2016-10-26
集英社
2020-03-27
角川文庫
孤狼の血
2018-07-24
角川文庫
佐方貞人
2018-06-15
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佐方貞人
2017-08-25
角川文庫
孤狼の血
2020-03-24
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孤狼の血
柚月裕子のおすすめ文庫本
臨床真理
臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!
発行日 | 2019-09-21 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
ウツボカズラの甘い息
家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。彼女から化粧品販売ビジネスに誘われ、大金と生き甲斐を手にしたが、鎌倉で起きた殺人事件の容疑者として突然逮捕されてしまう。無実を訴える文絵だが、鍵を握る加奈子が姿を消し、更に詐欺容疑まで重なって……。全ては文絵の虚言か企みか? 戦慄の犯罪小説。
発行日 | 2018-10-10 |
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出版社 | 幻冬舎文庫 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
検事の死命
郵便物紛失事件の謎に迫る「心を掬う」、検事の矜持を描いた「死命を賭ける」ほか、検事・佐方貞人が活躍する、法廷ミステリー第3弾。
発行日 | 2018-08-24 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | 佐方貞人 |
柚月裕子のおすすめ文庫本
パレートの誤算
市役所で生活保護受給者のケアの担当になった聡美。不安を抱く彼女を励ましてくれた先輩の山川が殺された。優秀な先輩の知られざる一面が見えてきたとき、新たな惨劇が…。生活保護の闇に迫る、社会派ミステリー。
発行日 | 2017-04-12 |
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出版社 | 祥伝社文庫 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
朽ちないサクラ
米崎県警平井中央署生活安全課が被害届の受理を引き延ばし、慰安旅行に出かけた末に、ストーカー殺人を未然に防げなかったと、新聞にスクープされた。県警広報広聴課で働いて4年、森口泉は、嫌な予感が頭から離れない。親友の新聞記者、千佳が漏らしたのか? 「お願い、信じて」そして、千佳は殺された――。県警広報課事務の私に、何ができる? 大藪春彦賞作家、異色の警察小説。
発行日 | 2018-03-07 |
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出版社 | 徳間書店 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
蟻の菜園 ‐アントガーデン‐
『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ!
結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。婚活サイトで知り合った複数の男性が亡くなっていたのだ。美貌の冬香に関心を抱いたライターの由美が事件を追うと、冬香の意外な過去と素顔が明らかになり……
発行日 | 2019-06-14 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
盤上の向日葵
さいたま市天木山山中で発見された白骨死体。唯一残された手がかりは初代菊水月作の名駒のみ。それから4ヶ月、叩き上げ刑事・石破と、かつて将棋を志した若手刑事・佐野は真冬の天童市に降り立つ。向かう先は、世紀の一戦が行われようとしている竜昇戦会場。果たしてその先で二人が目撃したものとは! ?
発行日 | 2020-09-24 |
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出版社 | 中公文庫 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子は、IQ140 の貴山をアシスタントに、探偵エージェントを運営。「未来が見える」という人物に経営判断を委ねる二代目社長、賭け将棋で必勝を期すヤクザ……。明晰な頭脳と美貌を武器に、怪人物がらみの「あり得ない」依頼を解決に導くのだが――。美貌の元弁護士が、知略をめぐらす鮮烈ミステリー!
発行日 | 2017-02-15 |
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出版社 | 講談社 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
あしたの君へ
裁判所職員採用試験に合格し、家裁調査官に採用された望月大地。
だが、採用されてから任官するまでの二年間――養成課程研修のあいだ、修習生は家庭調査官補・通称“カンポちゃん”と呼ばれる。
試験に合格した二人の同期とともに、九州の県庁所在地にある福森家裁に配属された大地は、当初は関係書類の記載や整理を主に行っていたが、今回、はじめて実際の少年事件を扱うことになっていた。
窃盗を犯した少女。ストーカー事案で逮捕された高校生。一見幸せそうに見えた夫婦。親権を争う父と母のどちらに着いていっていいのかわからない少年。
心を開かない相談者たちを相手に、彼は真実に辿り着き、手を差し伸べることができるのか――。
彼らの未来のため、悩み、成長する「カンポちゃん」の物語。
発行日 | 2019-11-07 |
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出版社 | 文春文庫 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
慈雨
警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は、16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた。手掛かりのない捜査状況に悩む後輩に協力しながら、神場の胸には過去の事件への悔恨があった。場所を隔て、時を経て、世代をまたぎ、織り成される物語。事件の真相、そして明らかになる事実とは。安易なジャンル分けを許さない、芳醇たる味わいのミステリー。
発行日 | 2016-10-26 |
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出版社 | 集英社 |
シリーズ | - |
柚月裕子のおすすめ文庫本
暴虎の牙
広島のマル暴刑事・大上章吾の前に現れた、最凶の敵。愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦の暴走を、大上とその愛弟子である日岡は止められるのか? 著者の人気を決定づけた警察小説『孤狼の血』シリーズ、ついに完結!
発行日 | 2020-03-27 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | 孤狼の血 |
柚月裕子のおすすめ文庫本
検事の本懐
連続放火事件に隠された真実を追究する「樹を見る」、東京地検特捜部を舞台にした「拳を握る」ほか、検事・佐方貞人が活躍する、法廷ミステリー第2弾。第15回大藪春彦賞受賞。
発行日 | 2018-07-24 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | 佐方貞人 |
柚月裕子のおすすめ文庫本
最後の証人
検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。ホテルの密室で男女の痴情のもつれが引き起こした刺殺事件。現場の状況証拠などから被告人は有罪が濃厚とされていた。それにも拘わらず、佐方は弁護を引き受けた。「面白くなりそう」だから。佐方は法廷で若手敏腕検事・真生と対峙しながら事件の裏に隠された真相を手繰り寄せていく。やがて7年前に起きたある交通事故との関連が明らかになり……
発行日 | 2018-06-15 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | 佐方貞人 |
柚月裕子のおすすめ文庫本
孤狼の血
常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。作家、マスコミほか多くの賞賛を集めた、圧巻の警察小説。
昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。飢えた狼のごとく強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発。衝突を食い止めるため、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが……。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく――
発行日 | 2017-08-25 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | 孤狼の血 |
柚月裕子のおすすめ文庫本
凶犬の眼
映画化「孤狼の血」シリーズ、待望の最新刊!
捜査のためなら、俺は外道にでもなる。
所轄署から田舎の駐在所に異動となった日岡秀一は、穏やかな毎日に虚しさを感じていた。そんななか、懇意のヤクザから建設会社の社長だと紹介された男が、敵対する組長を暗殺して指名手配中の国光寛郎だと確信する。彼の身柄を拘束すれば、刑事として現場に戻れるかもしれない。日岡が目論むなか、国光は自分が手配犯であることを認め「もう少し時間がほしい」と直訴した。男気あふれる国光と接するにつれて、日岡のなかに思いもよらない考えが浮かんでいく……。
警察vsヤクザの意地と誇りを賭けた、狂熱の物語。
発行日 | 2020-03-24 |
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出版社 | 角川文庫 |
シリーズ | 孤狼の血 |