臨床真理

臨床真理

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著者柚月裕子
発行日2019-09-21
出版社角川文庫
臨床心理士・佐久間美帆が担当した青年・藤木司は、人の感情が色でわかる「共感覚」を持っていた……。美帆は友人の警察官と共に、少女の死の真相に迫る! 著者のすべてが詰まった鮮烈なデビュー作!

mai(30代・女性)

女性の作品にしては暴力シーン等がかなりしっかりと描かれていたので驚きました。
内容は少し中だるみする部分があったので、もう少しギュッと凝縮した方がスピード感があってよかったのではないかと感じることもありましたが、どんどん読み進めてしまう面白さがあり良かったです。

たむの(40代・男性)

推理小説でもなく、刑事小説でもないのですが、臨床心理士、そして特殊能力である共感覚を題材にして悪にも迫ると言ったストーリーは新しさを感じさせるものだと思います。共感覚は特殊能力ながらもリアリティを感じさせる内容だからでしょうか、非常に身近に感じました。

ゆづき(40代・男性)

ミステリーに分類されていますが、人間の考えることや本質に注目した内容の濃い本業だと感じています。
施設で繰り広げられる人間関係となぜそのように考えたのかという本質のところが複雑に交差。読者にもどうしたらいいのかを考えさせられているんじゃないかと、思わせる作品でした。

LP
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